USB DSLR コントローラー
概要   機能&使い方   ギャラリー

 

概要

USB DSLR コントローラーはキャノン製のデジタル一眼レフカメラ用のUSBフォーカスコントローラです。
フォーカス調整以外にも動画撮影の録画ON/OFF、スチルシャッター、アイリスコントロール、ISO設定、シャッタースピード設定、ズーム表示切り替え(1倍、5倍、10倍)等の操作が可能です。

動作確認済みカメラ:
・1D Mark IV
・5D Mark II、Mark III
・7D
・60D
・600D/ Rebe T3i/ Kiss×5
・550D/ Rebe T2i/ Kiss×4
・500D/ Rebe T1i/ Kiss×3


使用方法と機能

本体側面の4本のネジを外し、2本の単三電池をセットしてください。または本体のUSB 5V in と書かれているミニUSBコネクタからUSBケーブルで電源を供給してください。

フォローフォーカス機能を使うためには、カメラにオートフォーカスに対応したレンズが付けられている必要があります。マニュアルフォーカスレンズはこのコントローラーではフォーカスのコントロールはできませんのでご注意ください。

USB DSLR コントローラーには9つのボタンとフォーカスコントロール用のノブがあります。
カメラ
にUSBケーブルでコントローラを接続し、カメラをリアルタイムモニタリングモードに設定し、フォーカスノブを回すことによりフォーカスを調整することができます。


使用方法:

1) カメラの電源とコントローラの電源をOFFにした状態でUSBケーブルで接続してください。

コントローラの電源スイッチをONの位置にするとMODE表示用のLEDランプが点滅して現在のバッテリー残量を表示します。“緑”は十分に残量があり、“黄”は残量が低下している、“赤”は電池の交換が必要であることを示します。

その後、LEDは現在のモードを下記のカラーで表示します:

黄色: カメラが接続されていない。またはカメラの電源がOFF
緑色: フォーカスポイントモード
青色: 設定モード
紫色: フォーカスゾーンズーム
赤色: 録画中

2) カメラの電源をONにしてください。コントロラーのLEDが黄色から緑色に変化します。これはカメラとのUSB接続が確立し、現在のモードがフォーカスポイントモードであることを示しています。

3) カメラのライブビューディスプレーがONになっていれば、コントローラーのノブを回すことでフォーカースを操作することができます。

 

各ボタンの機能

1〜4のボタンは普通に押す(1/2秒以下)場合と長押し(1/2秒以上)する場合で異なる機能を実行できます。
コントローラーに記載されている“P”の文字はプッシュ(Push:1/2秒以下)、“H”の文字はホールド(Hold:1/2秒以上長押し)を意味しています。

1ボタン:
 P: フォーカスステップサイズの切り替え。一度押すことに スモール→ミディアム→ラージ と切り替わります。
 H: ライブビューのON/OFF

2ボタン:
 フォーカス距離をスムーズに遠くに変える

3ボタン:
 フォーカス距離をスムーズに近くに変える

4ボタン:
 ボタンを押すごとにライブビュー画面の表示倍率を ×1→×5→×10 に切り替える

5ボタン:マルチファンクションスイッチ
  ●G フォーカスポイントモード
     P(プッシュ)---H(ホールド)で設定したフォーカスポイントへ移動する。
     H(ホールド)---現在のフォーカス位置をセーブ(紫色に点滅)またはクリア(赤色に点滅)する
  ●B セッティングモード:Exposer compensation
  ●P フォーカスゾーンモード:フォーカスゾーンを下に移動する

6ボタン:マルチファンクションスイッチ
  ●G フォーカスポイントモード
     P(プッシュ)---H(ホールド)で設定したフォーカスポイントへ移動する。
     H(ホールド)---現在のフォーカス位置をセーブ(紫色に点滅)またはクリア(赤色に点滅)する

  ●B セッティングモード:シャッタースピード
  ●P フォーカスゾーンモード:フォーカスゾーンを左に移動する

ボタン:マルチファンクションスイッチ
  ●G フォーカスポイントモード
     P(プッシュ)---H(ホールド)で設定したフォーカスポイントへ移動する。
     H(ホールド)---現在のフォーカス位置をセーブ(紫色に点滅)またはクリア(赤色に点滅)する

  ●B セッティングモード:絞り
  ●P フォーカスゾーンモード:フォーカスゾーンを右に移動する

ボタン:マルチファンクションスイッチ
  ●G フォーカスポイントモード
     ショート---レンズの無限遠フォーカス位置を記録する
     ホールド---
現在の無限遠フォーカス位置をセーブ(紫色に点滅)またはクリア(赤色に点滅)する
  ●B セッティングモード:ISO
  ●P フォーカスゾーンモード:フォーカスゾーンを上に移動する


USBフォーカスコントローラの動作特性について

1、フォーカスコマンドがカメラに送られるとコマンドが拒否された場合でもカメラはコマンドが送られたことを示すパケットが帰ってきます。コントローラーがフォーカスコマンドを再度送っていても、カメラが何か別の動作をしているときにはフォーカスコマンドは無視されフォーカスは動きません。

2、フォーカスコマンドが無視されたかどうかは、実際にレンズが動いていているかを目視するか、ライブビューイメージを見て確認する以外に方法がありません。フォーカスコマンドが無視された場合、USBからのフィードバックはありません。

3、フォーカスステップのコマンドのレートが速過ぎる場合いにこの現象が発生します。コマンドを無視され、画面がカクカクする現象が発生します。

4、フォーカスの調整スピードはレンズのモーターのフォーカスステップサイズ、焦点距離などにより異なります。
使用するレンズの特性に合わせたフォーカスステップサイズを1のボタンで選択してください。